30 12月 2011

今年活躍した機材その9



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今年のマイベスト機材は間違い無く Avid ICON D-Command ES  コンソールです。
春に 愛用の Proconからリプレース。

これと Avid HD IOの組み合わせは間違い無く完成形だと思います。
このご時世に 350万円のコンソールの導入は冒険ですが、自分のミックスを変えてくれました。 やはり Pro Tools専用の卓は素晴らしい!  

MC Controlも購入検討でデモ機を借りましたが、全然違いました。

いくつか不満があったので、あえてプライスは考えずこちらに決めました。
僕が卓に求める機能はフェーダーの感触とプラグインの操作性の2つ。
これはミュージシャンにおける楽器と同じで、表現の道具なんですよね。
ボーカルや楽器のレベルの取り方で全てが決まるので、強弱のオートメーションの書き込み
精度にはこだわります。あとこいつはモニターセクションも秀逸です。 X-monの音質には安心感すら感じます。

カスタムフェーダーの自由度が楽しく、プラグインのどのパラメータをフェーダーにまたロータリーエンコーダーにあてるかで表現が変わります。
例えば、 UREI 1176タイプのコンプの掛かり具合を決めるインプットをフェーダーにあててオートメーションを書き込むのは今までに無く新鮮でした。

造りもしっかりしているので、耐久性も良さそうです。
これの操作性に合わせてデフォルトの EQ,COMPのプラグインも変わりました。



29 12月 2011

今年活躍した機材その8



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今年活躍したマイクの NO.1は間違い無くこのマイク
  BRAUNER VM1 チューブマイク


夏頃購入して J-POP系なボーカル録音でかなりの頻度使用しました。
これか U-67を定番的に使いました。
60万円というプライス分は活躍したので満足。

特に最近の J-POP系なサウンドのマッチングは最高。
 SONY 800G系なサウンドなハイの伸びでざらつきが無い感じ。
地声の聴いた感じに近い色づけが無く、スピード感の有るサウンドはリズム重視な最近の打ち込みバックのオケと良く合います。
押し出し感はないですが、ボーカリストのパフォーマンスをよく捕らえてくれます。

真空管や専用マイクケーブルは純正ですが、電源ケーブルは色々研究してみました。
中域の密度が出るケーブルを現在は使用しており、現状満足いく結果です。

28 12月 2011

今年活躍した機材その 7



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今年活躍した機材その 7

プラグインネタで個人的な今年のヒットはSteven Slate Digitalの FG-X,Virtual Console Collectionのこの二つ。


どちらもアナログシュミレーションが秀逸。  FG-Xはコンプなんでまあ珍しくはないですが、 VCCは昨年のAVID HEATからの流れでコンソールのシュミレーションというのが 2011年を象徴している気がします。



操作は独特な面もありますが、ピークの止まり方が好み。


中でも NEVEタイプの太い音が好み、APIの明るいキャラも組み合わせでよく使いました。
DAコンバーターが AVID 192I/Oから HD I/Oに代わりより効果が分かりやすくなりました。

この微妙な質感にこだわれるステージに Pro Toolsも進化したなと10年以上使用してきて感じますね。





26 12月 2011

今年活躍した機材その6



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今年活躍した機材その6
 KORG MR2000Rですね。 発売から日が経ちますが本年導入し、以後マスター再生機器として定着いたしました。


使いこなしのノウハウも色々実験の後、随分貯まりました。
クロック周りや電源ケーブル、最後はマウント方法など。
特にマウント方法は、色々試して、自分でもこれほど変わるのかと驚く程効果ありました。
最終的には自作のインシュレーターで落ち着きました。
音の立ち上がりのスピードが変わりましたね。来年は DAコンバーターを外付けするか、内部コンデンサーを交換しようかと計画しています。もしくは内蔵ハードディスクのSSD化とか。


もう、これ無しにはマスタリング出来ないくらい DSDは必需品になりました。
もっと早くに導入しても良かったです。

23 12月 2011

今年活躍した機材その5



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今年活躍した機材その5


 UAD や WAVES の TAPE系プラグイン。以前は DUYや CRANE SONGくらいでしたが、今年は秀逸な製品が揃いましたね。


 STUDER A800

これが一番使用頻度が高いです。

 AMPEX ATR-102
今年後半のヒット商品

実機の正解でも対局に位置する2台ですが、その特徴がよく出ています。
各トラックやバスにアサインして、音を上手く馴染ませるのに使用しています。
処理の難しボーカルトラックの高域の処理などにも大活躍しています。
コンプやディエッサーとは違う効果ですし。

Kramer Master Tap
 WAVESのこれもリリースされた時は興奮しましたね。歪み具合が最高です。
エフェクト系で UADとはまた違う立ち位置ですね。

今年はかなり良いプラグインが充実しましたが、中でも TAPEやミックスバス系のプラグインが定番化した気がします。

22 12月 2011

今年活躍した機材その4



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今年活躍した機材その4
ライブ録音の為に購入したマイクプリ。 16Ch分です。

特に MACKIE Onyx 800Rは生産されていないので、かなり探して、中古で購入、メーカーにてフルメンテした思い入れのある機種です。
これ音、良いんです。名機だったと思います。造りがしっかりしています。
明瞭度の高いクリアな音質のマイクプリで、ADコンバーター部分も素直でしっかりした音質です。これなら後日のスタジオでの編集作業でも問題無いクオリティーです。
ライブ録音の他にもスタジオで AKAI MPCなどのリズマシーンのパラアウトからの取り込みにも活躍しています。
アコースティクからエレクトリックな音まで幅広くそつなく捕らえることが出来る音質がわずか 1U のサイズに8CH分あるのがホント便利です。

他には明るい音質の Presonusも用意しています。こちらは SSL的な音質なんで金物系などにしようしています。

21 12月 2011

今年活躍した機材その3



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今年活躍した機材。 映像編集編。
AVIDのビデオインターフェイス  AVID Adrenaline with HD DNXcel Board
AVID Media Composer 5.5とともに使用しています。


 この  Digidesign 192 I/Oを 3Uサイズに拡大したかのようなルックスも面白い。
発売も同時期の7年くらい前の発売ですが、当時の価格で500万円以上の完全業務用機器。
造りもしっかりしています。同期系や音声部分のボードもしっかりしたものでした。オプションの当時100万円した HDフォーマットのファイル編集用のボードも掲載。
これでPro Tooolsと同期させて HDクオリティーで映像を同期できます。
中古で入手したのですが、さすがにそこそこの値段は未だにしました。

ライブビデオやクリップの音声編集時には映像もMojoでのSDクオリティーでは無く、高解像度の映像を見ながら作業したいので導入。
今年はうちのスタジオもだいぶ映像がらみのノウハウを勉強いたしました。
 ProToolsと別のマシーンで作業するのはマシーンパワーの面でも安心です。

 Final Cutが無き後、業務用映像編集は AVIDかなとも思いますね。 ProToolsとの相性はもちろん最高ですし。

20 12月 2011

今年活躍した機材その2



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今年、活躍したプラグインの一つ

Softube Summit Audio TLA-100A



発売は秋でしたので最近ですが、もうミックスバスによく利用しています。
この独特な滑らかな OPTコンプサウンドは、他のどのタイプのコンプレッサーとは明らかに異なるので、重宝しています。一言でいうと洋楽的なコンプのかかったドラムサウンドが作れます。


昔のレニクラ的な歪んだサウンドも SATURATIONつまみで簡単に調整可能。
歪ませて隠し味に最適。
UREI LA2とはリリースの感じが異なり、深くかけても飽和しない感じ。
実機は触った事がないのが悔やまれます。







19 12月 2011

今年活躍した機材その1



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早いもので、今年も終わりですね。
振り返ると、色々と新しい機材やソフトを購入いたしました。
ブログで紹介していないものも含めて活躍した機材を色々と。


Victor スタジオモニター ヘッドホン ブラック HA-MX10-B



これまで長年愛用してきた SONY CD-900からの変更という、かなりの思い切りでした。
今年の初めにこの製品と出会い、うちのスタジオでデモを聴き、一目惚れ。

CD 900の低音の無さを適度なレベルで補ってくれる点。
GENELECのスピーカーとの音色の差の無い点。
モニターらしい高域の掴みやすさ。

かなり、ミックスや録音時の音決めなどで活躍しました。



11 12月 2011

Anyango LIVE録音



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昨日はアメ村サンホールでのAnyangoのライブ録音でした。
昨年に引き続きの参加です。


Anyangoさんはケニアの伝統的弦楽器であるニャティティの世界初の女性奏者。単身ケニア奥地の電気も水道もない村に住み込みニャティティの修業をし、ニャティティの習得と演奏を許された世界最初の女性となるという素晴らしい経歴の持ち主。パフォーマンスも最高級!!
先日の徹子の部屋の番組出演の効果なのか、客層も幅広かったです。




この日は導入したばかりのマイクプリ24Ch分も持参しました、この辺りが昨年との違いで、格段に音は良くなったかと。
録音はもちろんProToolsです。



盛り上がりも凄いです。ハードディスクに盛りがったお客さんがつっこまないかヒヤヒヤ。


最近はLiveRecに力をいれておりますので、お気軽にご相談ください。格安で対応いたしますよ(^o^)。他にも LIVE DVDの制作なども可能です。





10 12月 2011

アコーディオン録音



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先日、自社レーベルのアーティスト「きたやまゆみ」さんの楽曲制作の為、アコーディオンを録音しました。
旧友の田ノ岡三郎さんに依頼いたしまた。

たまたま、ツアーの関係で大阪に来ているのでそのタイミングで幸運にも実現。

ほぼ3テイクくらいで終了。さすがさぶくん!
勘が良い! アコーディオンはボタンの組み合わせで様々な音色が出るので
その音色の打ち合わせくらいでしたね。

あとはステレオマイクとアンビマイクを立てただけ。ちなみに U87をマイクに使いました。
かなり哀愁あるトラックになり、大満足です。
ほんと生のアコーディオンは一気にパリの雰囲気を運んできてくれます。
こちらの音源は1月末に完成予定です。

24 11月 2011

SENNHEISER HD414



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SENNHEISER HD414 ヘッドフォン。

元祖オープンイアーなヘッドフォン。発売は1967(1968)年。
手元に有るのは2001年、五百台限定で復刻発売されたものの1台です。
これはもうデザイン重視で購入。あと耳に優しい事。
疲れないですよ。

YMOやテイトウワなどの写真で見て欲しいと思い当時購入した思い出の品。

写真のイヤーパッドが現在でも販売されているのが、素晴らしい!
他のメーカーも見習って欲しい。
だってもう44年前の商品の消耗パーツがいまだ入るのですよ!
流石のドイツ製。

ちなみに音は良い意味でナローですが、中域の再現性は素晴らしいので、今の AACや MP3のファイルが気持ち良く聴けます。特にボーカルの質感は素晴らしい。意外にカラーリングも少ない。 オープンイヤータイプなんで、当然、音はダダ漏れですので、録音には不向きです。

自宅で気持ち良く聴くには良いですよ。

23 11月 2011

カレンの演歌がいっぱい3



↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい現役高校生 演歌歌手 カレンさんのアルバムが本日発売になりました。
「カレンの演歌がいっぱい3」

つんく♂さんの事務所の方でつんく♂さんとのデュエット曲「いつでも夢を」も収録されています。
今回、全曲のボーカル録音をお手伝いさせていただきました。

凄く、歌の上手い方で、録音はほぼ半日、テイクも多くても3か4テイクで終わりました。
凄く、勘の良い方という印象でした。
カバーアルバムですが、カレンさんの歌の表現で良い方向に変わったアルバムだと思います。

22 11月 2011

FINAL CUT



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今日は久しぶりにこのソフトの勉強。

久しぶりに触ると AVID Media Composerと違う部分とか忘れそうになってますね。
最新の Xは色々使い易いのですが、互換性のこともあるので導入していませんでした。
最近、便利なフォーマットのコンバーターソフトの開発サポートが終わりフリーになったので、機会があれば試したいです。

ソフト自体は参考書も多かったので最初はこちらから始めたので慣れているのは FinalCutですが、 ProToolsとの同期のやりやすさから最近は AVIDの方が多かったです。

高かったコンバーターもフリーなんでこれで 制作を色々なソフトで制作して
最終 AVID MediaComposerや OMFというのも良さそうさなワークフローかな。

20 11月 2011

IROTTO+ 歌録音



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最近、歌録音のネタ続きですが、今日も歌録音。

先日、リズム録音を終えたIROTTO+の歌録音の続きです。
洋楽テイストの色が強い、良い感じの楽曲のバンドです。


今回、他のスタジオで録音された曲を音質的な問題から録音しなおしている為、こちらも気合いが入ります。
ボーカルのの芯やせっかくの良い声質をいかしたいので、マイクやマイクプリ、コンプなどの信号系は吟味しました。 結果  ノイマン U-67 〜  NEVE1073〜UREI1176 BLACKと
極太かつガッツのある組み合わせ。ロックなボーカルな定番な超高級なビンテージ機材の組み合わせです。もちろん曲との組み合わせも完璧。1本のマイクでも捕らえた音に前後感や上下のレンジが出るのが不思議です。曲によりソフトにしたい場合はマイクプリのみフォーカスライトに交換しました。

明日からトラックダウンです。

18 11月 2011

歌録音2


↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい本日はLittle Worldさんの歌録音。
今月は歌録音が多い。(クライアント系は一切ブログに載せないので、実際はかなりの数を今月は録音しています。)



個人的にキリンジやスキマスイッチを連想させるサウンドでした。
ギターとのユニットなんですが、音のこだわりも良い感じです。
ギターの方はスタジオ近くのOSMの出身の方です。どうりで、音が良い。

暖かみと音の芯を出したいのでボーカルは
 U-67〜 Tubetechのマイクプリ〜 AVID HD/IOという流れです。
これがばっちりオケとはまりました。

仕上がりが楽しみです。

このサウンドがインディーパックの 4500円/Hならかなりお得な録音だと個人的には思います。約2時間で録音終了。

15 11月 2011

歌録音


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エリナさんのアルバムの歌録をしています。
プリプロからお手伝いしているアーティストさんです。
毎回、東京から大阪のスタジオに来ていただいているので、こちらも気合いが入ります。


高域に特徴のある声のボーカリストさんです。
今回、なぜか前回と同じセッティングだと歌が堅く聞こえたので、コンプを変えてみました。
以前が Tubetech CL1Bで今回が UREI 1176 Black。これは最近の復刻ではなく、ビンテージのオールドの本物。関西では置いているスタジオは珍しいと思います。
これでだいぶ和らぎました。オケが J-POP系の分厚い中で声の存在感をどう立てるかが
エンジニアの腕の見せ所でもあります。バランス良く、表現豊かに聞こえないとね。
ダイナミックレンジの広い歌い手さんですので、そこも活かさないとね。

マイクは高域の伸びが欲しいので VM1。これも最近お気に入りの高級チューブマイク。


録音は無事、目標数が済んで一安心。まだまだ録音は続きます。

13 11月 2011

マスタリング終了


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スロウさんのマスタリングを行いました。

TDしたスタジオのモニター環境のせいなのか、低域のバランスが崩れていた為、その調整と高域の艶が足りないのを補正。音に芯を出す。各楽器の聞こえ方を明瞭するなどの調整です。
まず、音源を DSDにアップサンプリング後、マスタリング用に改造されたアナログ EQで補正。
この段階で上記の目標はほぼ達成。細かい調整はデジタルで行うため、プラグインで処理していきます。
今回は実は秘密兵器を導入。後日ブログにアップしますが、これが非常にアナログハーフのテープみたいにピーク処理してくれます。

今回のマスタリング処理にかなりご満足いただけたようです。
皆さん、マスタリングでココまで音源を進化させれることに驚かれていました。

これらは当スタジオの売りである正確なモニター環境&電源環境&高品位なクロックだからできる技ですので。

最後に DDPマスターを手に。

11 11月 2011

ナレーション録音



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本日はナレーションの録音。
最近はナレーションの録音のお仕事も色々とさせていただいいます。
今回は企業の解説アプリの収録

今回は若い声のナレーションが急遽、必要になり、探しました。

で僕が教えている専門学校の生徒さんを急遽ブッキング。



岡井さんと寺杣さんのお二人、初仕事で緊張気味でしたが、普段の練習が役立ったみたい。




何とか無事に録音できました、彼女たちにとっても良い経験になったと思います。

10 11月 2011

結婚式のサプライズ



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先日は、結婚式のサプライズ用の歌の録音という普段とは違う変わった案件のお仕事をしました。

ミスチルの歌を総勢30名で歌いたいという内容でした。
カラオケも無いみたいなので、こちらで簡単に MIDIで打ち込んで作成。

そして歌の録音。


男性陣8名ほどが同じブースで歌います。


そのあと女性10名で歌います。

おそらく、過去最大の人数だと思います。うちのブースのサイズでは。
なかなか賑やかな録音になりました。
色々、懐が広いので、大概対応できますので、お気軽にご相談ください。

公開されているその動画です。

09 11月 2011

Manley Stereo Variable Mu Limiter Compressor 導入



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MANLEY Stereo Variable Mu Limiter Compressor を導入いたしました。
欲しかったチューブコンプです。
真空管方式特有の粘りと甘さが魅力です!!


マスタリングスタジオの定番機材、数々の名盤で使われています。
(実は昔、初めてアルバムをリリースした時のマスタリングスタジオでも使用していました。)

チューブコンプでも大概はオプティカル方式です。こいつのようなオール真空管方式の機材は珍しい。
有名なビンテージコンプ、フェアチャイルドの670などと同じ。
そのため、アタックタイムやリリースタイムが遅いのでかけた音のアタックがはっきり出てきて、ローがゴムまりのような締まっていてかつ弾力ある太い低域にかつチューブ特有の倍音も付加されて高域も伸びてます。
ただ、真空管方式特有のばらつきもあるため、毎回調整は必要ですが、その手間も惜しまない音の良さがあります。
(ある意味クリック式のつまみでない方が便利かも)

使ってみて、インプットの突っ込み具合が使いこなしの肝。
コンプレッションが増えるにつれレシオも上がる独特の方法、これが名前の由来ですね。

これから、ドラムなどのリズムセクションのミックスバスやクラブ系なサウンドのマスターなどに積極的に活用していくと思います。

26 10月 2011

Focusrite Forte Suite





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 D-COMANDの卓を導入してから、欲しかったプラグインを格安で購入できました。
(もちろん正規品、クラックは大嫌いなんで)




メーカーの説明的には下記な感じ。
Focusriteの象徴とも言えるForteコンソールのモジュール「ISA110 イコライザー」と「ISA130 コンプレッサー」を現代に甦らせたプラグイン・ソフトウェア。
Forteコンソールに搭載されている6バンドEQ、コンプレッサー、ディエッサー、ノイズ・ゲートをサイドチェーンやフィルターを含む各コントロールまで余すことなく再現し、チャンネル・ストリップとしてだけでなく、「ISA110 EQ」「ISA130ダイナミクス」「ISA130コンプレッサー」として個別に使用することができます。


実機の ISA 110は10年以上愛用しています。最近は出番が減っていますが、復刻版は大阪、ビンテージのオリジナルが東京スタジオにあります。






これ、丁度パラメーターの各ノブのアサインが D-COMANDで使うときに便利なんですよ。ハイの持ち上がり方も好きだし。一つのプラグインで EQ とコンプゲートが扱えると現場の作業が速くなるので嬉しい。
動作も Liquid Channel HDより安定してます。 RED シリーズとは音が違います。
こちらの方がアナログ的に自然。
若干クリップしやすい気はしましたが、そんなに過度にかけないので大丈夫でしょう。
リズム以外の楽器を手早くまとめたい時に重宝しそう。



 TDMのプラグインって無くなると思うので、よさげなモノは今のうちに購入しないとね。



24 10月 2011

NATIVE INSTRUMENTS KOMPLETE 8 ULTIMATE





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購入したまま、仕事が忙しく、全然、購入したソフトをインストールしてなかったので、ボチボチ、最近は使い始めています。これも先月に購入してたな。

毎年秋の恒例の NIアップグレード。
これで8年目なんですね。もう来るところまできて、お腹いっぱいな内容。

今回からハードディスクでのソフトのインストールに変わりました。
なんか、秋のこの時期まで新しいのが出ても購入しなくなりました。だってバンドルされますからね。

個人的にはコンプやEQのプラグインも嬉しいですが、これも同様なのが他社からも出ていますからね。

一番使うのはやはり KONTAKT5ですね。もうライブラリーが半端ない容量です。
自分でこれまで作成したものも含めればほぼ完璧。 
ProToolsの使用でも安定しているのが良いですね。
あと MASCHINEのライブラリーやが増えたり連携も個人的には嬉しい。
これも最近の定番ソフトです。
セッションストリングもKeyスイッチが扱いやすく、今後、活躍しそう。
これくらいの扱いやすさがアイデアを形にするのに丁度良いです。
アリシアのピアノもこの感じの独特な音が他にないので、万能ではないですが、シーンにより使えそう。

もうこれで、ソフトシンセも十分に最近は感じますね。

23 10月 2011

Pro Tools 10導入







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随分、ブログも更新していませんね、すみません。
随時更新します。

さて、昨日、発表になった Pro Tools 10を早速導入しました。
今回は大きくシステムが変わるので、取り急ぎ、サブシステムのLE版を変えてみました。
おそらく、動かないプラグインも出てきそうだし。しばらくはメインの9と併用。


安定性はメジャーアップデートとは思えないくらい、問題無いレベルです。
スノレパで今は使用。

音はかなり変わりました。おそらく昨年発表のIOに合わせていますね。
位相が良くなったのかセンターの音が抜ける感じです。
 32bitモードが今回の目玉ですが、これかなり良いです。
倍音の伸びが素晴らしいし、マージンも増えます。
古いセッションデータからも32ビット浮動小数点モードが選べます。

実際は互換を考えると PT9で録音。ミックスで PT10という形でしょうか。
今回から遂に PT8,9フォーマットが下位互換に変わるので、7や6と同じ扱いに保存されてします。この辺は改善してほしい。

ちなみに9のパンデプスが-3dbのセッションは昔のデフォルトの -2.5に勝手に変わってますので、センターの音が大きいと感じたら、設定確認を。

あと今回追加のこのチャンネルストリップが意外に良い!

特に ICONのミキサーで使い易いパラメーター数とクリアな音質。
これを用いたセッションも増えそうです。 


これも目玉のリージョンごとのレベル調整。
コーラス録音などで便利そう。

この他、ホント色々と増えました。
選択したトラックから新規セッション作れたり。

プラグインは新しいAAX というのが増えました。
でも以前の TDMを使うことが暫く続くと思います。
 WAVESが AAXは開発しないらしい。あと TC.もたぶん作りかえないでしょう。


秋の夜長じっくりい新機能をいじり倒したいです。


04 10月 2011

平原綾香さん ライブ録音






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先日、平原綾香さんのライブ録音で神戸国際会館に行ってきました。
このホールは初めてでしたが綺麗なホールですね。


当日は Pro Tools HD2 Accelで録音。万が一の事故に備え ALESIS HD24をバックアップに回して収録。録音するチャンネルも 48回線といった普段のライブハウスでの収録とは規模が違うものでした。


今回は新しい  AVID HDと旧 192I/Oとを併用して収録してみましたが、全く問題無く、無事終了。



ちなみにボーカルだけはワイヤレスのレシーバーをもう一台、用意してそこからブレントのマイクプリ 1073とコンプとして UREI 1176という定番コンビで収録。他の回線はギターアンプ以外はモニター卓からダイレクトアウトです。

 MACも万が一に備えて SSDドライブでシステムを組みました。録音に必要無いソフトは一切インストールしていません。

いやー緊張しましたが、無事済んで良かったです。

演奏はホントすばらしく、ステージ袖で聴けて幸せでした。
ドラムとか生音が聴こえる!



これほど、大がかりではないライブハウス規模の16回線分くらいの収録でしたら只今、10月の平日限定でキャンペーンでライブ録音パックサービスを実施しています。お値段、なんと3万円~!と格安で行っています。是非ご相談下さい。

20 9月 2011

SLATE DIGITAL Trigger PLATIUM






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バンド録音がここのところ、多いです。バンド録音の要はドラムの音。
色々なドラムキットを録音に使いたいですが、流石にスペースの問題もありご用意できない現実があります。そこで、ドラムサンプルリプレース系のプラグインをいくつか購入いたしました。例えば、録音されたドラムのトラックのキックの音を別の録音されたキックの音に差し替えたりできるので、ドラムのサウンドに広がりがでます。


 SLATE DITALのこのプラグインは付属のドラムサンプルの音が良い!
流石、ドラマースティーヴン・スレートが開発しただけの事があります。
自信のライブラリーとして発売されているのと同じ音とか。
もう少し各サンプルのネーミングがわかりやすいと使い易いのですが。

あとネーミングのとおり、元の音に対するトリガーも良いです。
スネアの細かいロールもきちんと変換してくるれます。

12 9月 2011

Blues Driver BD2改造






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先日からのマイブーム、エフェクターモディファイ。
今回はBOSSの銘記 Blues Driver 。


これもスタジオへの持ち込みが多いエフェクターですね。
でもなんで BD2なんでしょう、BD1が無いのに
大きく変わる改造は趣味でないので、それぞれの良さを活かして改造。

今回はダイオードの一部を LEDに変更し、コンプレッションを無くし、よりピッキングのニュアンスで歪みの量を調整可能にしました。あとコンデンサーの定数も変更しています。
こんな発光 LEDで歪みの回路になるんですね。

これで、このエフェクターを使う場面で多い、無段階の歪みを右手でコントロール という事が容易になりました。音も太くなったし。
組み合わせとしては上質な TUBEアンプがオススメ。
素直な回路なものほど良いですよ。



08 9月 2011

AVID HDアップグレード




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スタジオの根幹な機材、レコーダーの AD/DAコンバーターをアップグレードいたしました。
AVID HD/IO。 AVID( Digidesign) の新しいオーディオインターフェィス。







AVID HD I/O 16In 16out
ちなみに 16in 16out仕様です。

面構えからもいい音しそうですね。スタジオの根幹となるレコーダー機器ですので、今回のアップグレードは録音される音やモニターの音、全てに影響します。

 JARECのセミナーで厳密な聴き比べなどはしていました。自分のスタジオで音を聴いた感想は「これは、かなり良い!!」
テンションがかなり上がりました。

まず、ほんと色づけがない、透明な音です。
音のレンジや奥行きがわかりやすい。位相やSNもかなり改善されています。
特に高域の伸びはこの価格帯の音ではないですね。(50万円以上していますが)
もう、プリズムも買わなくて、これで良い。

あと音が良く見える=判断が速くなる=スタジオ代も安く収まる
ということにもなるのではないでしょうか。

既存のスタジオ標準の 旧機種 192 I/O と比べると 時代の流れを感じます。
古い 192 I/Oは自宅やスタジオでもデジタルIOとして今後も使い続けます。
あと、 192は DAのざらついた質感がまた良いので、クラブぽいサウンドを作りたい時に NEVEのミキサーと組み合わせます。アナログインプットはもう使わないでしょうね。ハイが変わりすぎる。
僕らは今まで、こんなに音が変わる機材でやりくりしていたんだね。

あと、特筆すべきは AD/DAの際のレイテンシーの無さ!
演奏した自分の音がヘッドフォンから返ってくるスピードが違う。
特にギターやベースなんかのアタックの速い音では顕著に解ります。
歌でも解りますよ。
演奏がかなりしやすいです。

ちなみに下の画面が実験してみた結果。
クリックの音を録音してみました。
意外にも 先日導入したROSETTA 800のレイテンシーが無い!これは意外な発見。
このコンバータはシルキーで音が太め、低音に膨らみがあり、すこしアタックがある感じなんで良い感じにバンド録音で、クリアーで抜けて来る音質の HD I/Oと使い分けして同居できますね。
 Lavry 4496に関しては2MIXで、マスタリング用途には使いつづけるでしょう。これの負荷機能のアナログサチュレーション機能が好きなんで。ミッドローの厚みある音はこれの特徴



測定方法はクリックを内部バスで録音(もちろん 、これはレーテンシーは無い)
でそのトラックを HD I/Oで DAして各 ADで録音しました。
サンプルレートは 48kです。
各波形の頭も微妙に変わっていますね。

 HD  I/O 68サンプル, ROSETTA 800  68サンプル,  LAVRY 4496 115サンプル , 192 I/O  119サンプルとなりました。