25 10月 2015

ROLAND JU-06 使用感

Rolandの話題のシンセ  JU-o6を発売日に購入し遊んでみました。


Roland Boutiqueシリーズの一つでおそらく人気機種だと思います。
いやー AIRAの技術なかなか凄いです。実機の特徴をかなり再現出来てますよ。
JUNO106は実機もつい最近まで愛用していました、というかこれの発売を知って、ほんと最近に手放しました。価格下がるかもとか感じまして。
実機はもう数々のテクノやハウス等で使われ続けたレジェンドシンセ。
でも大きな問題があり、肝の  DCO VCFのチップが設計ミスで経年で必ず壊れます。
うちも2台を購入してパーツを組み合わせて使ったり、海外の有志が作った互換品に交換いたしました。メンテ費用から解放されるなら万歳です。

新しい JU-06はどんなサウンドから楽しみに箱を開けました。
箱からしてアップル製品みたいに非常にワクワクする造りで、凄くコンパクトだけど
見慣れた配列のシンセが出てきました。
付属の乾電池でとりあえず触ってみました、スピーカーがあるのは楽しいですね、
ギターみたいにリビングでくつろぎながら音出して遊んでみたり、内蔵ステップシーケンサー
を鳴らしながらフィルターでウネウネさしてみたり。

音の再現度はかなり高いです、肝のコーラスもちゃんとあのノイズが凄く出るところまで再現されています。(ちなみにノイズはオン、実機と同じ量、半分の3段階で切り替え可能!)

フィルターの感覚もかなり近いです。開き切った状態の素のオシレーターの感じも良い感じです。実機の方がざらつきやバラツキは感じられますが、今の制作環境だと、サチュレーションのプラグインは膨大にあるのでそれらをかければ問題ないでしょう。

 SUBオシレーターも特徴の一つですが実機よりは太い感じがします。シンベが太いです。

面白い!
おそらくここは少し色をつけたのでしょう、そのかわり、実機と違い HPFが今回、無段階の設定可能になったので、太すぎる部分をほんの気持ち下げる使い方も出来ます。これは実機だとザクッと切れてたので。新しいサウンドが作れそうです。
コーラスは JUNO106では不可能で JUNO6で出来た1番と2番の同時押しも可能。
かなり揺れます、エフェクティブなシーンでしか使わないだろうけど。
あとディレイも追加されています、これはツマミが表になく、ボタンの組みあわせ
で設定なんで、おそらく覚えないと思う。
サウンドはここは普通です。でもあると便利ですがクラブ向きでは無いです。
残念。あとポルタメントも マスターキーボード側で設定ぽい。
実機はマニュアルでタイムも触れたので演奏上は工夫が必要です。
ちなみにつまみの赤い LEDは暗いステージでも便利です。
あと残念なのはアナログアウトが 3.5mのミニプラグ。変換ケーブルが必要です。
インプット端子はあくまでミキサー代わりの利用でフィルターはかかりません。
あと凄く大事なことはこれ4音ポリです。実機は名前の通り6音ポリなんで両手でコードは押さえられないので。
おそらくバンドの中というよりはクラブサウンドのクリエーター向けなんでしょう。
この点で JP-8は本来のイメージと異なるのでこちらの JUNOにしました。
そして自分的にはキチンとプラグインやアナログのコンプとかを組み合わせて使えばメンテを考えるとJUNOに関してはこっちで良いかもと思えました。なによりデザインに所有欲が満たされます。

05 10月 2015

WAVES DLS 導入してみた

最近、コンシューマー機の話題ばかりですが。通常の機材なども色々と導入はしていたのですが更新が追いついていませんでした、プラグインなども結構増えているので、追々追記していきます。
 

 WAVES DLS

このサーバー、導入は随分前なんですが、きちんと稼働していませんでした。
設定の間違いかと思っていましたが、どうやら初期不良なだけだったらしい。
DIGI Gridという規格で動くのですが、色々と Pro Tools HDX環境で使用すると便利なことがある。
  1.  Waves プラグインの DSPサーバーになる。
  2. 別の PCからの音声チャンネルからの出力を一度に多チャンネル流し込める
  3. ネイティブ環境からでも HD/IOなどのハイエンド AD/DAコンバーターを使用できる。
とざっと大きく3つ書いてみましたが、便利そうでしょ
でも、それぞれ少し、手間がいるのでなかなか、慣れるまでは直感的ではないんですんね。
では順番に
先ずはサーバーをどういう環境で使うかを機材の後ろのディップスイッチで決めます。
HDXカードとつなぐポートは二つあり、それぞれにスイッチが付いています。
ですが、ここが落とし穴でどちらも同じモードにする必要があります。

簡単に書くと、上記2と3の使い方は同時にはできないんですね。
サーバーをProTools側から見て、拡張 IOとするか外部PCからのIOとするかの違いの設定です。
ここは次回に詳しく書きます。
まずは1の使い方。
これはDLSサーバーを先ず、 192 DIGITAL IOの用に認識させて、そこからハードウェア
インサートのするように使います。

この考えがなく、単純に DSPで WAVESのプラグインをアサインしても機能しません。

まず最初のスロットに IOインサートしその後にプラグインを差します。
ですので私の HDXカード1枚ですと最大48CHまでしか使用できません。
こんな感じ使用していきます。チャンネル毎に2スロット使いますが
1つのチャンネルプラグインに8個 Wavesプラグインがアサインできます。
他のメーカーのプラグインメーカーも参入を早くしてほしいですね。
Plugin Allianceは参入間近みたいですが。
(通常各チャンネル10個までプラグインはインサート出来る)
写真の H-Reverbとかは音は良いのですが、CPU負荷が大きいので
使用を躊躇することもあったのですが、さすがに専用DSPなんで
がんがん差せます。(実際はそんなに使いませんが)
この DLSのお陰で最近また、ミックスやマスタリングでのセッションの中で WAVES使うことが増えました。