20 9月 2011

SLATE DIGITAL Trigger PLATIUM






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バンド録音がここのところ、多いです。バンド録音の要はドラムの音。
色々なドラムキットを録音に使いたいですが、流石にスペースの問題もありご用意できない現実があります。そこで、ドラムサンプルリプレース系のプラグインをいくつか購入いたしました。例えば、録音されたドラムのトラックのキックの音を別の録音されたキックの音に差し替えたりできるので、ドラムのサウンドに広がりがでます。


 SLATE DITALのこのプラグインは付属のドラムサンプルの音が良い!
流石、ドラマースティーヴン・スレートが開発しただけの事があります。
自信のライブラリーとして発売されているのと同じ音とか。
もう少し各サンプルのネーミングがわかりやすいと使い易いのですが。

あとネーミングのとおり、元の音に対するトリガーも良いです。
スネアの細かいロールもきちんと変換してくるれます。

12 9月 2011

Blues Driver BD2改造






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先日からのマイブーム、エフェクターモディファイ。
今回はBOSSの銘記 Blues Driver 。


これもスタジオへの持ち込みが多いエフェクターですね。
でもなんで BD2なんでしょう、BD1が無いのに
大きく変わる改造は趣味でないので、それぞれの良さを活かして改造。

今回はダイオードの一部を LEDに変更し、コンプレッションを無くし、よりピッキングのニュアンスで歪みの量を調整可能にしました。あとコンデンサーの定数も変更しています。
こんな発光 LEDで歪みの回路になるんですね。

これで、このエフェクターを使う場面で多い、無段階の歪みを右手でコントロール という事が容易になりました。音も太くなったし。
組み合わせとしては上質な TUBEアンプがオススメ。
素直な回路なものほど良いですよ。



08 9月 2011

AVID HDアップグレード




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スタジオの根幹な機材、レコーダーの AD/DAコンバーターをアップグレードいたしました。
AVID HD/IO。 AVID( Digidesign) の新しいオーディオインターフェィス。







AVID HD I/O 16In 16out
ちなみに 16in 16out仕様です。

面構えからもいい音しそうですね。スタジオの根幹となるレコーダー機器ですので、今回のアップグレードは録音される音やモニターの音、全てに影響します。

 JARECのセミナーで厳密な聴き比べなどはしていました。自分のスタジオで音を聴いた感想は「これは、かなり良い!!」
テンションがかなり上がりました。

まず、ほんと色づけがない、透明な音です。
音のレンジや奥行きがわかりやすい。位相やSNもかなり改善されています。
特に高域の伸びはこの価格帯の音ではないですね。(50万円以上していますが)
もう、プリズムも買わなくて、これで良い。

あと音が良く見える=判断が速くなる=スタジオ代も安く収まる
ということにもなるのではないでしょうか。

既存のスタジオ標準の 旧機種 192 I/O と比べると 時代の流れを感じます。
古い 192 I/Oは自宅やスタジオでもデジタルIOとして今後も使い続けます。
あと、 192は DAのざらついた質感がまた良いので、クラブぽいサウンドを作りたい時に NEVEのミキサーと組み合わせます。アナログインプットはもう使わないでしょうね。ハイが変わりすぎる。
僕らは今まで、こんなに音が変わる機材でやりくりしていたんだね。

あと、特筆すべきは AD/DAの際のレイテンシーの無さ!
演奏した自分の音がヘッドフォンから返ってくるスピードが違う。
特にギターやベースなんかのアタックの速い音では顕著に解ります。
歌でも解りますよ。
演奏がかなりしやすいです。

ちなみに下の画面が実験してみた結果。
クリックの音を録音してみました。
意外にも 先日導入したROSETTA 800のレイテンシーが無い!これは意外な発見。
このコンバータはシルキーで音が太め、低音に膨らみがあり、すこしアタックがある感じなんで良い感じにバンド録音で、クリアーで抜けて来る音質の HD I/Oと使い分けして同居できますね。
 Lavry 4496に関しては2MIXで、マスタリング用途には使いつづけるでしょう。これの負荷機能のアナログサチュレーション機能が好きなんで。ミッドローの厚みある音はこれの特徴



測定方法はクリックを内部バスで録音(もちろん 、これはレーテンシーは無い)
でそのトラックを HD I/Oで DAして各 ADで録音しました。
サンプルレートは 48kです。
各波形の頭も微妙に変わっていますね。

 HD  I/O 68サンプル, ROSETTA 800  68サンプル,  LAVRY 4496 115サンプル , 192 I/O  119サンプルとなりました。

06 9月 2011

TD完了




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先日から録音していた mana-musicaのTDが完了。


今回は AVID HEATを全曲で使用してみました。
少し倍音や歪みのある明るさを足したかったんですよね。
設定はドライブ2トーン3で全曲設定。
この状態で各トラックの音決めを行いました。
アウトボードのレキシコンの 480をボーカルにほんと薄くかけてこちらでも曲の明るさを出しました。


これでかなり 今風なJ-POPな感じ。まあ VCCにするか悩んだけど、今回はTDMの DSPを多用したいトラックだったんで。
あとドラムのキックやスネアはドラムサンプル素材も元の演奏と同じタイミング、強弱で足して曲のローレンジも広げています。


今回ボーカルは曲と声とマイクの相性が良かったのでEQ等はほとんどしていません。

長丁場、お疲れ様でした。

02 9月 2011

配信用マスタリング






最近は配信用にマスタリングという依頼も増えてきました。
そんな時に利用しているのがSonnox Fraunhofer Pro-Codecです。


導入したのは、このプラグインが発売された7月からですが、ほぼ全てのセッションで使用しています。



AAC、MP3変換後の音を、リアルタイムに確かめれるという事は画期的に便利で助かります。今までは変換して比較しての繰り返しでしたから。

確認とエンコード以外の機能はこのソフトにはありません。
事前にEQなどの補正を他のプラグインで行います。

ですが、変換のアルゴリズムも最新の物らしく、音もいい気がします。
一度に複数フォーマットの変換が可能なのも便利。
 MP3とAACのファイルを同時に作成しています。

音割れしない適正レベルもわかりやすいですし、原音、カットされる音、ノイズ/マスキング比を視覚的に確認できます。





01 9月 2011

NEVE 8816







NEVE  8816、スタジオ開設時に導入したサミングミキサーです。
稼働率はあまり、ありませんが、ここぞと必要な時に大活躍してくれます。

16chのラインインミキサーです。
これって実は NEVEのラージコンソール 88RSと同じトランス設計だとか。伝説のあのトランス設計!
特筆すべきはマスターにインサートしたコンプなりEQをかなり自由にアサイン出来る点。
 Neve伝統のサミング&ディファレンスシグナル回路を用いているため,マスタリングで使用する、ステレオの広がり具合をWIDTHつまみで簡単にコントールできる点。これらは他のサミングミキサーに無い機能です。

これを通すと良い感じに音がにじみます。あと、腰が低いサウンドになり、ボトムが安定します。この辺りは NEVEぽい。

で今回のミックスではこいつが大活躍しました。

5月くらいから、少しずつ製作していた、ねぎやアキラさんの最終トラックダウン作業で使用。

素材は Pro Toolsに 88.2Kで録音。トラック数は全然、多くなく、これで充分OK。
ハイサンプルで録音したので、解像度は良いのですが、荒い部分が目立ったり、上手く滲まないなと思っていたので、当初はそれ系のプラグインで行う予定でしたが、どこかフェイクぽ
い。
で 8816通すと、悩み解消。 音にうるさい、ドラマーの島田和夫さんにも、納得していただけました。

で7曲全てに使用し、マスターは KORGの DSDレコーダーに録音し完成。

このミキサー ボリュームの精度がもう少し高ければ最高なんですが、癖の強さもある意味 NEVEなのかも。

完成記念写真