20 5月 2015

SENNHEISER HD 600をモディファイしてみました。

DELRIMOUR MODERN によるSENNHEISER HD 600 Avantgarde Modular System Headphones with Duofol Diaghragmを試してみました。

長い商品タイトルですが、ようは手元のHD600というヘッドフォンの名機をモディファイしてもらいました。
見た目で変わったのはダイアグラムのカバーが網状になり、かっこいいシールが貼られているくらい。
ですが、肝心の音は別物くらいに進化しております。

一言でいうと、かなり位相が良くなり、フォーカスがピタっとあうと同時に上下に帯域もさらに伸び解像度が上がった!ですが、元のヘッドフォンのサウンド・バランスや音楽の再現性は継承しています。

大きな音で鳴らすとスタジオのラージモニターの代わりに使えそうです。
ちなみに、改造の元のHD 600は現在ゼンハイザージャパンでは販売していない、カレント・タイプの個体。これが一番フラットでトランジェント特性が良く、音に芯があってモニターし易いです。
使用して、ハイがもっと欲しいと感じてオヤイデのケーブルに変えたりしていたのですが、今回の改造により、その良さが引き出されました。ゼンハイザーは各社から交換出来るケーブルが色々と出ているので、そのうち試したい。
改造としては空気の流れと制震の制御ですね。これは私もスピカーでは必ず手を入れるポイントです。
その際はトルクマネージメントとレゾナンスチップで行いますが、モジュラータイプのこのヘッドフォンだと難しいのでよく出来ていると思います。