30 12月 2011

今年活躍した機材その9



↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい


今年のマイベスト機材は間違い無く Avid ICON D-Command ES  コンソールです。
春に 愛用の Proconからリプレース。

これと Avid HD IOの組み合わせは間違い無く完成形だと思います。
このご時世に 350万円のコンソールの導入は冒険ですが、自分のミックスを変えてくれました。 やはり Pro Tools専用の卓は素晴らしい!  

MC Controlも購入検討でデモ機を借りましたが、全然違いました。

いくつか不満があったので、あえてプライスは考えずこちらに決めました。
僕が卓に求める機能はフェーダーの感触とプラグインの操作性の2つ。
これはミュージシャンにおける楽器と同じで、表現の道具なんですよね。
ボーカルや楽器のレベルの取り方で全てが決まるので、強弱のオートメーションの書き込み
精度にはこだわります。あとこいつはモニターセクションも秀逸です。 X-monの音質には安心感すら感じます。

カスタムフェーダーの自由度が楽しく、プラグインのどのパラメータをフェーダーにまたロータリーエンコーダーにあてるかで表現が変わります。
例えば、 UREI 1176タイプのコンプの掛かり具合を決めるインプットをフェーダーにあててオートメーションを書き込むのは今までに無く新鮮でした。

造りもしっかりしているので、耐久性も良さそうです。
これの操作性に合わせてデフォルトの EQ,COMPのプラグインも変わりました。



29 12月 2011

今年活躍した機材その8



↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい


今年活躍したマイクの NO.1は間違い無くこのマイク
  BRAUNER VM1 チューブマイク


夏頃購入して J-POP系なボーカル録音でかなりの頻度使用しました。
これか U-67を定番的に使いました。
60万円というプライス分は活躍したので満足。

特に最近の J-POP系なサウンドのマッチングは最高。
 SONY 800G系なサウンドなハイの伸びでざらつきが無い感じ。
地声の聴いた感じに近い色づけが無く、スピード感の有るサウンドはリズム重視な最近の打ち込みバックのオケと良く合います。
押し出し感はないですが、ボーカリストのパフォーマンスをよく捕らえてくれます。

真空管や専用マイクケーブルは純正ですが、電源ケーブルは色々研究してみました。
中域の密度が出るケーブルを現在は使用しており、現状満足いく結果です。

28 12月 2011

今年活躍した機材その 7



↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい


今年活躍した機材その 7

プラグインネタで個人的な今年のヒットはSteven Slate Digitalの FG-X,Virtual Console Collectionのこの二つ。


どちらもアナログシュミレーションが秀逸。  FG-Xはコンプなんでまあ珍しくはないですが、 VCCは昨年のAVID HEATからの流れでコンソールのシュミレーションというのが 2011年を象徴している気がします。



操作は独特な面もありますが、ピークの止まり方が好み。


中でも NEVEタイプの太い音が好み、APIの明るいキャラも組み合わせでよく使いました。
DAコンバーターが AVID 192I/Oから HD I/Oに代わりより効果が分かりやすくなりました。

この微妙な質感にこだわれるステージに Pro Toolsも進化したなと10年以上使用してきて感じますね。





26 12月 2011

今年活躍した機材その6



↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい


今年活躍した機材その6
 KORG MR2000Rですね。 発売から日が経ちますが本年導入し、以後マスター再生機器として定着いたしました。


使いこなしのノウハウも色々実験の後、随分貯まりました。
クロック周りや電源ケーブル、最後はマウント方法など。
特にマウント方法は、色々試して、自分でもこれほど変わるのかと驚く程効果ありました。
最終的には自作のインシュレーターで落ち着きました。
音の立ち上がりのスピードが変わりましたね。来年は DAコンバーターを外付けするか、内部コンデンサーを交換しようかと計画しています。もしくは内蔵ハードディスクのSSD化とか。


もう、これ無しにはマスタリング出来ないくらい DSDは必需品になりました。
もっと早くに導入しても良かったです。

23 12月 2011

今年活躍した機材その5



↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい
今年活躍した機材その5


 UAD や WAVES の TAPE系プラグイン。以前は DUYや CRANE SONGくらいでしたが、今年は秀逸な製品が揃いましたね。


 STUDER A800

これが一番使用頻度が高いです。

 AMPEX ATR-102
今年後半のヒット商品

実機の正解でも対局に位置する2台ですが、その特徴がよく出ています。
各トラックやバスにアサインして、音を上手く馴染ませるのに使用しています。
処理の難しボーカルトラックの高域の処理などにも大活躍しています。
コンプやディエッサーとは違う効果ですし。

Kramer Master Tap
 WAVESのこれもリリースされた時は興奮しましたね。歪み具合が最高です。
エフェクト系で UADとはまた違う立ち位置ですね。

今年はかなり良いプラグインが充実しましたが、中でも TAPEやミックスバス系のプラグインが定番化した気がします。

22 12月 2011

今年活躍した機材その4



↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい
今年活躍した機材その4
ライブ録音の為に購入したマイクプリ。 16Ch分です。

特に MACKIE Onyx 800Rは生産されていないので、かなり探して、中古で購入、メーカーにてフルメンテした思い入れのある機種です。
これ音、良いんです。名機だったと思います。造りがしっかりしています。
明瞭度の高いクリアな音質のマイクプリで、ADコンバーター部分も素直でしっかりした音質です。これなら後日のスタジオでの編集作業でも問題無いクオリティーです。
ライブ録音の他にもスタジオで AKAI MPCなどのリズマシーンのパラアウトからの取り込みにも活躍しています。
アコースティクからエレクトリックな音まで幅広くそつなく捕らえることが出来る音質がわずか 1U のサイズに8CH分あるのがホント便利です。

他には明るい音質の Presonusも用意しています。こちらは SSL的な音質なんで金物系などにしようしています。

21 12月 2011

今年活躍した機材その3



↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい
今年活躍した機材。 映像編集編。
AVIDのビデオインターフェイス  AVID Adrenaline with HD DNXcel Board
AVID Media Composer 5.5とともに使用しています。


 この  Digidesign 192 I/Oを 3Uサイズに拡大したかのようなルックスも面白い。
発売も同時期の7年くらい前の発売ですが、当時の価格で500万円以上の完全業務用機器。
造りもしっかりしています。同期系や音声部分のボードもしっかりしたものでした。オプションの当時100万円した HDフォーマットのファイル編集用のボードも掲載。
これでPro Tooolsと同期させて HDクオリティーで映像を同期できます。
中古で入手したのですが、さすがにそこそこの値段は未だにしました。

ライブビデオやクリップの音声編集時には映像もMojoでのSDクオリティーでは無く、高解像度の映像を見ながら作業したいので導入。
今年はうちのスタジオもだいぶ映像がらみのノウハウを勉強いたしました。
 ProToolsと別のマシーンで作業するのはマシーンパワーの面でも安心です。

 Final Cutが無き後、業務用映像編集は AVIDかなとも思いますね。 ProToolsとの相性はもちろん最高ですし。

20 12月 2011

今年活躍した機材その2



↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい



今年、活躍したプラグインの一つ

Softube Summit Audio TLA-100A



発売は秋でしたので最近ですが、もうミックスバスによく利用しています。
この独特な滑らかな OPTコンプサウンドは、他のどのタイプのコンプレッサーとは明らかに異なるので、重宝しています。一言でいうと洋楽的なコンプのかかったドラムサウンドが作れます。


昔のレニクラ的な歪んだサウンドも SATURATIONつまみで簡単に調整可能。
歪ませて隠し味に最適。
UREI LA2とはリリースの感じが異なり、深くかけても飽和しない感じ。
実機は触った事がないのが悔やまれます。







19 12月 2011

今年活躍した機材その1



↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい


早いもので、今年も終わりですね。
振り返ると、色々と新しい機材やソフトを購入いたしました。
ブログで紹介していないものも含めて活躍した機材を色々と。


Victor スタジオモニター ヘッドホン ブラック HA-MX10-B



これまで長年愛用してきた SONY CD-900からの変更という、かなりの思い切りでした。
今年の初めにこの製品と出会い、うちのスタジオでデモを聴き、一目惚れ。

CD 900の低音の無さを適度なレベルで補ってくれる点。
GENELECのスピーカーとの音色の差の無い点。
モニターらしい高域の掴みやすさ。

かなり、ミックスや録音時の音決めなどで活躍しました。



11 12月 2011

Anyango LIVE録音



↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい


昨日はアメ村サンホールでのAnyangoのライブ録音でした。
昨年に引き続きの参加です。


Anyangoさんはケニアの伝統的弦楽器であるニャティティの世界初の女性奏者。単身ケニア奥地の電気も水道もない村に住み込みニャティティの修業をし、ニャティティの習得と演奏を許された世界最初の女性となるという素晴らしい経歴の持ち主。パフォーマンスも最高級!!
先日の徹子の部屋の番組出演の効果なのか、客層も幅広かったです。




この日は導入したばかりのマイクプリ24Ch分も持参しました、この辺りが昨年との違いで、格段に音は良くなったかと。
録音はもちろんProToolsです。



盛り上がりも凄いです。ハードディスクに盛りがったお客さんがつっこまないかヒヤヒヤ。


最近はLiveRecに力をいれておりますので、お気軽にご相談ください。格安で対応いたしますよ(^o^)。他にも LIVE DVDの制作なども可能です。





10 12月 2011

アコーディオン録音



↑良かったらLIKEやプラスボタンをクリックして下さい



先日、自社レーベルのアーティスト「きたやまゆみ」さんの楽曲制作の為、アコーディオンを録音しました。
旧友の田ノ岡三郎さんに依頼いたしまた。

たまたま、ツアーの関係で大阪に来ているのでそのタイミングで幸運にも実現。

ほぼ3テイクくらいで終了。さすがさぶくん!
勘が良い! アコーディオンはボタンの組み合わせで様々な音色が出るので
その音色の打ち合わせくらいでしたね。

あとはステレオマイクとアンビマイクを立てただけ。ちなみに U87をマイクに使いました。
かなり哀愁あるトラックになり、大満足です。
ほんと生のアコーディオンは一気にパリの雰囲気を運んできてくれます。
こちらの音源は1月末に完成予定です。