27 7月 2016

ドイツの電源事情

ご存じの通りスタジオにとって電源って凄い大事なんです。
沢山ある機材の飯のようなもの。

これまで、日本では、コンセントや電源ケーブルにかなり拘ってきました。

ですがベルリンでは電圧も240Vと異なればコネクターも変わります。

一般的にはこんな形のコンセント


です。オーディオ用のコンセントはなぜか1個の口のしかありません。
日本では2個口が一般的かと思います。

でコンセントのオスはこんな形

これはオーディオ用のモノも発売されています。日本のオヤイデ製のものも馬鹿高い金額で売っています。P-037で1万3千円です。フルテックとかもありますね。いずれも高い。

まあ、元の電圧も高いので気にする人は余程なのかと、日本ほど拘りは少ないのかも。

でラックマウントした複数の機材に送るノイズ除去効果もあるパワーディストリビュータを買ってみたらコネクタがこんな形


これはいったい?
なんでこのメスの形なんだろう?
という疑問、たしかにこれなら先ほどコネクターの様にどちらの向きにも差せなくなり。
機材の電源極性は合いそうですが、でも元の壁コンセントは日本と同じく両極性。
(もちろんきちんと検電ドライバーでしらべますが、そのドライバーは日本と同じマイナスドライバーの形でピンの形でない)

ですのでこんなケーブルで接続します、PCのUPSもこのコネクターの形でした。
これだと、もうオーディオグレードのプラグなど発売されていないようです。

ですので、あくまでコネクターに拘るなら
こういう形のコンセントタップしかなくなるという。


日本のように電源コネクターによる音色付けは別の方法から考える必要が出てきました。

一応日本からは部材も完成品も一杯運び込んでいたので最初はオスのコネクタの変換で終わりと考えたのですが、電圧上げた方が音が良いのか、それとも電源ケーブルによるフィルター効果の方が機材にあうのかという検討の必要が出てきました。