04 11月 2016

ROLAND TR-09を本物と聴き比べました

今日はスタジオに最近発売になったRoland TR09を購入した友人が持って来てくれたので
手持ちの前期型TR909と聴き比べ、

ちなみにTR909 はOLD NEVEに突っ込んでパンチはだしている状態での聴き比べ、




レコスタのシビアなモニターで効くと違いはよく分かります。
友人の機材なんで悪くは書けないですが、後の処理、コンプやEQなんかが必要だとは思いました。
音は全然ちがいますね。あの音が欲しいなら本物か綺麗なサンプルではないでしょうか。
エンジニアなんで同じ感じに仕上げられるのでミックスでなんとか成る部分とありますが、クラップとかの毎回の発音毎に音色が変わるとかは再現は厳しいです。

操作性も良く出来ていますがライブ向きではないので、もう一ひねり欲しい
イメージでした。

実機は大事にしようと思いました。

23 9月 2016

Native Sessionsに行ってきました。

Native Instruments の新製品発表イベントともいえるNative Sessions に参加してきました。
MASCHINE JAMとFORMの2製品についてのイベントです!



日本で渋谷のレッドブルでのイベントに参加したことはありますが、勿論、本国でのイベントを体験するのは始めてです。

年齢層は日本より高めで、制作経験も長そうな方ばかりで真剣に聴いて、盛り上がっていました。


アーカイブもあるので内容自体はネットで見られますが、会場に参加すると
開発者もユーザーもNI社の製品に情熱があり、ある意味Appleの発表イベント的な
ノリを感じます。

特に開発者のお話を直接聞けるのは、本国ならではですね。私もイベントの合間に直接製品について話が出来て勉強になりました。

MASCHINE STUDIOやKOMPLETEなど同社の製品は長く愛用しているので、今回の新しい商品も非常に気になっておりました。

先ずはMASCHINE JAM  


LIVEに関してはユーザーインターフェースにとことん拘った商品で、長く、コンピューターにおける制作のインターフェースの変化の推移を説明していました。
懐かしいATARI  PC の画面や最近のAbleton Live等の競合するメーカーの画面も出していたので少し驚く。後発な分よく研究されているのでしょう。
これは同社のキーボードのピッチやモジュレーションのコントロールで既に使用されているフェーダーを8本つけたことが大きい、通常のフェーダーと違いジャンプできるのでトリッキーな事も出来ますし、あと様々なモードでパッドを使えて、従来のTRやMPC等の入力方式から脱却して、偶発的なフレーズも色々と作れそう。
パフォーマンス的なインターフェースを使ってて良くある、盛り上がり過ぎて、以前の状態に戻したい場合もスナップショット機能で直ぐに戻れる。
そして、日本円で4万円くらいと安い。Ableton Live的な使い方も勿論できるが、それ以上の可能性を感じた。
ホストも使い慣れたMASCHINEなんで直ぐに楽しめそうである。

あとは本当はこちらが目当てで来た、ソフトシンセ FORM


これは使いこなしが難しそうだが、かなり昔から欲しかった機能のシンセです。
古くからあるグラニューシンセに機能をさらに高性能で簡単操作にした、という感じです。
一つのピアノ和音の音から倍音や基音のみをかえてモジュレーションでリズムパターンにできたりする。

聴いた感じ倍音中心でボディのある音を作るのは難しいのかなと思っていたが、細部まで触れるので、元のサンプル選びに時間をかければ、クリアできるのでは思った。
Emilie Simonとか、昔、良く聴いていたので、あの様な複雑なテキスチャーを 作るのも簡単に出来そうな感じです。
使いこなせば、新たなジャンルのエレクトロ・ミュージックが出来そう。アコギとか絡めりとか想像は膨らむ。

最後に
早い時間に開場に着いたからか、お土産にトートバックとTシャツを貰えてご機嫌でした。














18 9月 2016

ベルリンクラブ・バー巡り

先週、1週間はひたすら、外で活動するようにして、毎日、夜は外に出ていました。
スタジオの外に出ることも、大事ですね、色々と広がります。

今まで籠もりっぱなしで外に出てなかったので。

折角、数え切れないくらいクラブがある土地に住んでいるので


最初は Renateという有名な箱
ここは来るのは2回目で最初の頃に来たので、ここがベルリンの一般的な箱の音響イメージになっていました。
マンションの中を普通に改装して、2フロアあります。
音響自体は東京の方がはるかに良いですが、他とは違う選曲をこのアンダーグラウンドな雰囲気で聴くのはベルリンらしさを感じます。

カメラチェクも厳しく、スマホのレンズにはしっかりシールを貼られます。
無茶苦茶、黒人のいかついおじさんが丁寧に小さいシールをはる姿は滑稽ですが。



次はVisionäreという船の上の箱
クラブというより巨大なビアホールというイメージですが観光客も多い有名な箱です。
外から見た景色が凄く神秘的です。好きです。


なんかこのゆるい感じとアンダーグラウンド感が程よく混ざっております。

他にもUrban Spreeやら数件をみてまわりました。

ベルリンには普通の飲食店の中にクラブスペースがあったりするので、2カ所でライブをさせていただきました、楽しかったです。


こんな感じの小さいながらもチャンと音響設備も併設されていたりして、気軽にあちこちで週末にはパーティーがある。

最後にWATERGATEという
凄くおしゃれな雰囲気の箱に

もう音響も良いし、川の側で、窓から見える景色も最高ですね。
その分、観光客だらけで客層が悪い時もありますね。



同じDJでもここでプレイする時は、分かりやすい選曲にしているようです。

構成も気の短い方に合わせているのか展開も速かったです。

面白いので、ライブしたり、色々と外に出ようと思いますね。



13 9月 2016

不思議な看板

今日は自宅の周りの電柱のあちこちにある不思議な絵の描いてある看板の話。

私の住んでいるシェーネベルクの自宅付近にはこのような絵が描かれた看板が数多く存在する。


引っ越して来てからなんだろうとは感じていた。

裏をみるとこんな文字が


「ユダヤ人は合唱団から除名される。1933年8月16日」と書かれている。

他にもあちこちにあり、

例えば、このパンの裏には
「ベルリンのユダヤ人は食料品を午後4時から5時の間に買うことを許される」と書いてある。

このような看板がこの街には80カ所以上ある。

戦前にはこの辺りには多くのユダヤ人、特に富裕層が多く住んでいたらしい。

ナチス時代のユダヤ人に対する迫害の歴史を忘れないように設置されたものらしい。

自らの負の歴史と向き合い、それを見てくださいと言わんばかりに広めるスポットが、ここ、ベルリンには他にも数多く残されている。

ベルリンのこういう姿勢が個人的は好きである。

公園を散歩する親子が子供に「これ、なあに?」という何気ない会話から自分達の歴史を話出すのを想像できる。

ホロコーストの虐殺の惨劇も、日常の小さな変化を見逃して、あるいは見ない振りをして言葉にする努力を怠っていたら、やがて取り返しのつかない事態に繋がっていったのではないだろうかと思う。

同じような歴史につながらないことを願う。






10 9月 2016

ヘッドフォン選びその2

結局、ビクター JVC HA-MX100-Zもイヤーパッドを交換に


YAXI Stpad microfiberに交換

5400とイヤーパッドと思うと効果ですが、高いヘッドフォンを買うと思うと納得できる。




日本の友人から購入して送ってもらった、なんと4日で日本からベルリンへ着いた。速い





リストにもまだなく、推奨メーカーが違うので、ダメかと思ったが、無事に装着完了!


音の感想は

イヤーパッドの厚みが出たので、低音の量感は増えた。
またキックのアタックやベースの細かい所も見えやすくなった。

元のメッシュから比べると随分と通過性が上がってしまったので逆に高域がフィルタリングされずに、突き刺さる感じだ。この辺りはエージングで治るかと思うが。
このヘッドフォンは元々、直ぐに現場で使えるようにメーカーでエージング済みなんで
エージングではなく、その時はへたりだろう。

対処策はヘッドフォンのボリュームを上げすぎないことで対応する。
それと、うちのスタジオではミックスやマスタリングのモニターセレクターは
AVID XMON なんですが、これのヘッドフォンアウトの音質が重心が低いというか
ハイの明瞭感が足りなく感じ。
ずつと、それを補うために間に、線材に拘った短い延長ケーブルを制作して、それを使ってハイのニュアンスを調整してました。

今回からそれを外しました。これで丁度良い感じになりました。

普段はこのMX100Zをメインに使い、ノイズチェックも含めた細かい音のニュアンス
確認として、さらにミキサーのソロボタンを押すとその音はSONY CD900の接続された
専用ヘッドフォンアンプで聴く事が出来て、そちらでも確認。
最終トラックダウンの際は TASCAM DA3000に繋がっているゼンハイザーHD600
でフラットなモニターでバランスや定位のかぶりなどの再確認という感じで
ヘッドフォン環境は完成。



スタジオ用のヘッドフォン選び

ベルリンのスタジオも稼働し、ミックスやらマスタリングを行っていますが、いまだ、部屋の音響は試行錯誤している。

慣れもあるし、この辺りは調整でどんどん良くなるのだけど、それまでの間はヘッドフォンの比重も高くなる。

で東京から使っていたものと、あらたに新調してみた。

というものの日本から使っているものを、よりリニューアルする形が一番安全かと思い
その方向で選ぶ。


過去のブログでも紹介した一つはゼンハイザーのHD600の改造モデル、これは依然と変わらないけどヘッドフォンアンプはTASCAMのDSD レコーダーDA-3000 のアウトを使い、最終段階での確認用に。
このアウトはクライアントの持参のヘッドフォンも接続したりもするのでアンプとしても活用してます。


そしてやはり安心感でSONY CD-900ST。
でもこのヘッドフォンは日本では凄くポピュラーで長年愛用していますが、ここベルリンでは入手出来ない、(7506なら可能ですが)当然、保守パーツが次の日に手元になんてありえない。

なので日本から諸々買い込んで来ました。それでも痛みやすいイヤーパッドは心配なので
YAXIのマイクロファイバーモデルに交換しました。
これは凄く良いです。初めて使いましたが、ドライバーのクロスが薄くなり、厚みも出たのでローの音量とハイがクリアになりました。またパッド自体の耐久性も上がりそう。
お値段は若干高めだけど。

さらに定番の4芯のケーブルに交換によるグラウンド信号の改善も行いました。
半田付けの仕方も工夫したので、定位が凄く明確になりました。

なのでミキサーの音質やノイズなどの確認用の回線に繫ぎました。
昇格したので、使用頻度も上がるかも

ちなみに録音の際に使用しているキューボックスはコニシス製なんで、 SONYに合わしているだろうからMDR7506にしています。これはベルリンでも購入できますし。



最後にビクター JVC HA-MX100-Z
これは春に出た新作で、発売前から予約して購入しました、やっと聴く時間が持てました。
前作のHA-MX10 はお気に入りでしたので、期待して聴きました。
ハイレゾ音源に対応するレンジの拡大と更なるビクタースタジオのモニター環境の音へという感じでしょうか。

業務用なのに、標準フォンでないところが嫌なので同じメッキの標準タイプに交換しました、音が変わらないように。

確かに解像度と音場表現能力は上がっています。。グランドも左右バラバラで取っています。
ただ、低音の感じはもう少しバランス的に欲しいかも。

前作のMX10とはバランスが変わってしまいしたね、別物の高解像度ヘッドフォンという感じです。

低音の量感が気になるのでイヤーパッドを交換しようかな。とは思います。


保存保存

05 9月 2016

FUTURERETRO swynx などシンクボックスを比べてみました。

最近、色々と発売されてきた、外部同期しているグルーブマシーンをシャッフルできる
シンクボックス。
気になる2台を使ってみました。
 ROLANDの AIRAを入れて3台程、市場にありますね。
 ROLAND TR808や303等DYN SYNCの機材でハネを出せるのが導入のきっかけ

1台目はFUTURERETROの SWYNX
これは安くて直感的に操作できるのが良い。
 8のシャッフル、16のシャッフルとか細かく選べます。
これは他の機種にない特徴。

またダイヤルを回し加減できまるというフィジカルさ。

シンク信号が来ないと電源が入っているのか分からないのが難点。
曲が走り出すと1つだけあるLEDが光ります。
あと1つしか出力は無い。
ただ、当方の環境ではDAWとのシンクでは曲の頭からの再生しかシンクしない、
曲の途中からだと動かない、これは痛すぎる。

他に無い特徴として CR-78をコントロールできる。
この点は実機のCR-78が手元にないので未確認。

FUTURERETRO swynx

次は E-RMのMULTI CLOCK!

 E-RM MULTI CLOCK

これはお値段も3機種のなかでも高い。

まず出力も4系統あり、それぞれに異なるはね具合を設定可能。
タイミングも前後に移動可能。

クロック同期に対するタイミングの正確さに命をかけてりるような製品。

 DAWとの同期にはメーカーが用意した WAVファイルとプラグイン(AAX版まである)
を使用するという拘りよう。
流石、別にテンポクロックだけの機械をだしているだけあります。

ただ、私の  AVID Pro Tools HDX と Sync IOの組みあわせではエラーとなり
上手く同期できませんでした。他の DAWだと上手くいくので相性かととも思います。
なので今回は導入は見送り、最終SWYNXのみ導入となりました。

この辺りの機材、 DAWの環境に古い 808や 303等のシャッフル機能のない機材を導入するなら便利です。

早速、新曲のアレンジで使用しています。

追伸;
DAWとのシンクがMTC では無く、ビートクロックというさらに一世代前のMID規格を元に動作するので、精度は低く使いにくいと思います。長い尺だと少しのズレもどんどん進むので。




02 9月 2016

フライヤーを制作しました。

スタジオのフライヤーを制作しました。




ベルリンで印刷を頼むのは初めて。

日本と同じ感じで印刷は出来るのか?


とりあえず、イラレで作って、近所のプリントアウトセンターに持って行きました。

 SPRINTOUT という日本で言う KINKO'Sみたいな営業時間も長いドイツでは珍しサービスのお店に


自宅の近所なんで、なにかやり直しの際にも便利だし、初めてなんで価格より利便性で。

入稿形式はイラレではなく、 PDFと言われてしまい、再度、変換して持参。
イラレなんだし、直ぐにできそうだけど、まあ、仕方ない。

トンボも日本式ではなく、一応、西欧式というのを選んでおく。


日本式の方がなんとなく、正確な気持ちにもなりますが。

驚いたのは仕上がりまでのスピード!


おそらくドイツだし数日かかると思っていましたが。午前中に入稿して、夕方には滋賀ってました。これは良いですね、それほど金額も高くなく、再生紙という選択もありました。フライヤーくらいでしたら、デザインにもよりますが、再生紙でも十分ですね。

こちらでは印刷は比較的安いのかもと思いました。



9月になり

今日から9月。
4月の末にベルリンに来たので4ヶ月が過ぎました。
3ヶ月以上の海外での滞在なんて初めてでした。

大分ベルリンでの生活も慣れてきて、スタジオの引越やら工事もようやく落ち
着いてました。

8月はまだ引越の荷物の整理などは進行中でしたが、なんとか3本ほどミックスの仕事をおこないました。


初仕事になります。
テクノ系のお仕事ですが、
何故ベルリンのサウンドのあの独特の感じになるかが見えてきた貴重なお仕事でした。

やっぱし、環境から産まれるものだと、本当に感じました。
欧州のサウンドシステムの再生環境やら日頃、聴いたり触れるものから、ベストな方向をチョイスしていくと、ああなっていきますね。


ホント、クラブに行って色々と吸収しないといけないですね。
自分が関わった作品がどのように聴こえるのか、どういう反応かを分析していく事は重要です。

こちらでは実機の機材を使う事が美学でもあるので、バスコンプも 実機で、そしてマスターもバウンスではなく、きちんと外部レコーダーに録音とかしていきました。

音を太くする努力は多岐にわたります。





この調子で色々と吸収していきます。
ブログも忙しくて放置気味なんで、反省して更新をしていこうと思います。



22 8月 2016

eBay Kleinanzeigenを利用してみた。

 eBay Kleinanzeigenというサービスを利用してみました。


ドイツだけのサービスかも知れませんが、 eBayに個人向けのサービス。
(法人も勿論利用可能)
というかこれはフリーマーケットみたいなサービスがドイツ版にはあります。

これは eBayのページですが、 eBayはやり取りに関与していなくて
(メッセージやメールとかのお知らせは来ます)

1.金額はオークション形式ではなく、表示の金額が基本である。

よく、値切ってきます。ドイツ人も値切るのね

2 .電話やメールで購入者と直接やり取りをします。


3.基本配送でなく、直接手渡しとかである。


4.出品手数料が掛からない、登録などの手続きが簡単


5.住んでる地域ごとなどやり取りの場所で登録する



という昔の売ります買いますコーナーみたいな感じで懐かしい。
海外配送とか大変そうとかいう方には敷居は低いですね。
色々なモノやサービスが登録されています。

私は音楽機材やPC関連を売ってみました、最初にやり取りした方が、あまり
良い方では無かったので、最初は良いイメージは無かったですが、やってみると
面白いのと簡単ですね、早いし。

それと音楽関連の機材を購入されるという方は音楽をされている方なので、立ち話をしたりしているだけで楽しいですね。リズマシーンを購入された方はイタリアの方でたまたま
ベルリンに来て、このあとイタリアに帰るギターリストでした。
陽気なやり取りで喜んでもらえる顔を直説みれるのは良いですね。

18 8月 2016

便利な TAXIアプリ

ベルリンに来てお世話になっているアプリの一つ 「 mytaxi」!




my taxi

これは本当にありがたい、こっちに来て、移動の殆どが自転車なんですが。
(道もフラットで専用レーンもありスピードも出るし、エコだし、雨少ないし)
それでも自動車のお世話になり場面も多々あるのですが。

このアプリを使うと。タクシーがGPSを使って直ぐに迎えに来てくれます。
大きな道路に面していなくても直ぐに見つけてくれます。

電話でタクシー呼ぶよりも遙かに楽、(大体、言語の問題や地理に詳しくないから難易度がまだ高い)

しかもかなり早く来てくれます。 1分とかで到着のイメージ。
ドライバーや車種なども表示されます。複数候補がある場合は選べます。

クリックだけで呼べるので便利。
そして目的地に到着して料金を払い終わると あとで詳細情報がメールされてきます。

子供連れているときなんか本当に助かっています。
免許を書き換えるまでは当分お世話になりそうです。



17 8月 2016

モニター調整

スタジオ工事もやっとモニター調整まで入れてきました。
良いミックスやマスタリングを行うにはなによりモニターは命。

ということでこの作業は大事。

軽く周波数特性を測ってみたり。


聴いた感じと遜色なく、わりと良い感じで安心した。

ちなみに測定に使用したのはベイヤーのもの、これは今回購入したので使うのは初。
金額的には良い仕事をしているのでは、測定用マイクは高いモノかベリンガーみたいな
安いもの2択しかなかったので、この辺りの性能のものは嬉しい。ライブPAでないから
そんなに使わないからね。


その後、レーザーを使ってキチンとセンターを墨出ししてスピーカーの角度を厳密に追い込み。

仕上げは各スピーカーユニットやスピーカー裏の基板やインレットなどのネジの締め付けトルクを測定し、調整していく、この作業でスピーカーの鳴りの印象は大きく変わる。
もう15年以上は行っているな、こんな細かい作業。もう日本でも入手できないこれらの道具は一式持ち込んできたし、おそらくここまでするのは日本人特有なんだろうな。


でも誰が聴いても分かる正確なモニター環境は大きなアドバンテージになるだろう。
この調整はしばらく続くと思う、環境が大きく変わったので。
それまでは、これまた長年愛用しているこのラジカセも併用してお世話になるだろう。
(これはホント、良い感じにバランスがわかる、ラジカセだし環境の影響も少ない)







14 8月 2016

電子パーツショップ CONRAD

ベルリンで秋葉みたいに電子部品を購入するのはここのお世話になります。

「 CONRAD」というチェーンショップ。

スタジオの近くのクロイツベルクとシェーネベルクの両方の店に行ってみました。
品揃えは同じでしたね。


ヒューズやプラグなどの部品と、扇風機を探しに行きました。

ベルリンはエアコンが無いので、せめて扇風機くらいは欲しい。

(それでも日本と違いエアコン無しで生活できます。)

ヒューズとかコンデンサーなどはお店の人に頼んでストックの中からもってきてもらう。
これは品揃いが少なく、残念な感じ、(秋葉は本当に羨ましい)
スローブローのヒューズがなく、ミディアムというもの、大丈夫なんだろうか。
購入はしたが、結局使わなかった、しかも箱買いだし(>_<)。

自作エフェクターとかに使えそうなケース類は充実している。

キャノンコネクターとかは使う気になれない、ノイトリックとは通販で入手かな。


扇風機は安くで購入出来て良かった。


拘りのあるものは地道に Ebayかアマゾンで探したほうが良さそうだった。

ダウントランスも探したが結局なかった。

ここのお店で面白かったのが、ラジコンにかなりスペースを割いていた、人気なんだろうか、かなり気合いに入ったものだった。




27 7月 2016

ドイツの電源事情

ご存じの通りスタジオにとって電源って凄い大事なんです。
沢山ある機材の飯のようなもの。

これまで、日本では、コンセントや電源ケーブルにかなり拘ってきました。

ですがベルリンでは電圧も240Vと異なればコネクターも変わります。

一般的にはこんな形のコンセント


です。オーディオ用のコンセントはなぜか1個の口のしかありません。
日本では2個口が一般的かと思います。

でコンセントのオスはこんな形

これはオーディオ用のモノも発売されています。日本のオヤイデ製のものも馬鹿高い金額で売っています。P-037で1万3千円です。フルテックとかもありますね。いずれも高い。

まあ、元の電圧も高いので気にする人は余程なのかと、日本ほど拘りは少ないのかも。

でラックマウントした複数の機材に送るノイズ除去効果もあるパワーディストリビュータを買ってみたらコネクタがこんな形


これはいったい?
なんでこのメスの形なんだろう?
という疑問、たしかにこれなら先ほどコネクターの様にどちらの向きにも差せなくなり。
機材の電源極性は合いそうですが、でも元の壁コンセントは日本と同じく両極性。
(もちろんきちんと検電ドライバーでしらべますが、そのドライバーは日本と同じマイナスドライバーの形でピンの形でない)

ですのでこんなケーブルで接続します、PCのUPSもこのコネクターの形でした。
これだと、もうオーディオグレードのプラグなど発売されていないようです。

ですので、あくまでコネクターに拘るなら
こういう形のコンセントタップしかなくなるという。


日本のように電源コネクターによる音色付けは別の方法から考える必要が出てきました。

一応日本からは部材も完成品も一杯運び込んでいたので最初はオスのコネクタの変換で終わりと考えたのですが、電圧上げた方が音が良いのか、それとも電源ケーブルによるフィルター効果の方が機材にあうのかという検討の必要が出てきました。







15 6月 2016

スタジオ工事

黙々と進めています。スタジオ工事。
完全D.I.Y.でしかも言葉もまだまだ不自由な環境なので、なかなか
思うようなスピードではできてないですね。

それでも、独りで淡々とすすめております。

今回は部屋の寸法比に拘りました。

ベストな寸法比、部屋の縦横高さの割合をきちんと計算した大きさにすると、
特定の周波数が大きく聞こえる定在波の影響を受けなくなります。

これはミックスやマスタリングの作業にかなり影響する大事なポイントです。

そこで部屋の大きさを調整するために壁を作ったりしました。


軽鉄を組み、間に吸音材を詰めて重いボードを張っていきます。


まあ、工事作業に慣れていない分、手こずったり、そもそも、接着剤やテープなどは
ドイツ製は日本よりかなり高いのに性能が悪い。


仕上げにはこのウッドパネルを使うことにするが、これまた想像より大変な作業となりました。


一枚一枚、綺麗なバランスになるように厚みの違うのを分散させて張っていく。
拡散パネルの役割になります。完成した音が楽しみです。


ここまで張るだけでも結構な作業でした。

そしてひたすら張る、張る、張る という作業。


完成するとこんな感じに!

途中を飛ばしましたが、パネルの後に、床のフローリングや吸音パネル、さらに拡散パネルも取り付けてます。結構、大がかりな作業となりましたが、上手くいったと思います。







29 5月 2016

ROLAND TR808買ってしまった。

以前から欲しかったヤオヤをついに購入!




うーん、この佇まい、そして、デザイン!
最高!
なによりこのデザインが所有欲をみたしてくれます。
 TRシリーズの中では一番好きかな。
昨日のブログの商品はこれです。

TR909,TB303とベルリンに旅立つ直前に日本で購入したので、やはりココは
3種の神器のこれも買わねばと思い購入。

状態は外観は80年製とは思えない美しさ。
でもガリが酷いのでフルメンテを自分で行わないと。
「動作は全く問題無いぜ!」の言葉は信用できませんな。

バラして組み上げるのは気が重いですが仕方ない。
そもそも工具から調達しないといけないので骨は折れます。

クローンも色々ありますが、独特のグルーブはさすが本物。
でもDYN SYNCに変調かけてシャッフルさせると思います。
MIDIはつけない方向で考えてます。

音はまだスタジオが完成していないのでヘッドフォンでの確認ですが。
キックはもちろんタムがやっぱり良いですね。
音程が綺麗に変わるので、タムと言うよりシンセ的に上物になる。

 RORAND  TR-8も持ってますが音はやっぱり全然違うかな。比べると。
他のアナログ系リズムマシーンクローンとも違いますね。
みんな凄く近いのですが、微妙に異なる。
まあ、拘らなくて良い好みの範疇かもしれませんが、それが最終完成には変わってきそう。

おそらく、低周波の芳醇な感じとか、空気感にも感じるノイズ成分とか
これらがキチンとトリートメントしながら録音すると変わってきそう。

メンテしたら音は本当に良くなりそう。


28 5月 2016

ドイツの関税は怖い

こちらに住んで1ヶ月が経ちましたが、早速 ZOLLAMT 関税局のお世話になってしまいました。
絶対、お世話になりたく場所です。

なんせ、関税がドイツは高く、また、検査が厳しいと有名。

きちんと 中古の機材とかでも オークションサイトで相場とか調べてくるらしい。
そのため、買った金額より高く査定されることも多々あるとも。


お店は夕方には閉まるくせに夜9時までやってます。働きものです。

今回は関税の事を忘れて、 Ebayで機材を落札してしまったのが、運の始まりです。
ちなみにアメリカの方から購入、EUR 2.643,73でした。まあ33万5千円くらいです。
ヤフオクよりは高いかなという感じだけど、まあ、いいかという感じでした。

で USPSで送られてきて、2,3週間して、ネットで確認していると
自分で記載の場所まで取りに行ってね との表示が、うん?
と思っていると案の定、税関より手紙が来て、荷物を預かっているとの旨。

この段階で19パーセントの関税が掛かると思ってドキドキでした。


で受付して1時間ほど長いなと待っていると


呼ばれて、ドイツ語で色々と説明されて、箱の中身を開封させられて、分からないから事前に書いたメモを渡して
まあ、個人で使うものでこれこれで落札してとか説明して聞いた金額が

623 euro!


高い!  7万9千円ですよ!

ドルで記載された落札画面を見せたせいか
なんか送料も引いてないし最終 2.759 euroで計算されてるし、それプラス、 3.7 %ほど
なんか取られてる。手数料なのか?


ちなみに上記金額にはドイツまでの送料が Eur 70ほど含まれているので、それは引いてくれると思っていたのですが

その事は払い終わってレシートを見て分かったのですが、説明では教えてくれてなくて、
金額と支払い方法くらいだったので、いまいち納得できてないです。

お陰で月末に買う予定のソフトは諦めないとなあ。という感じで
所有した喜びより今回の関税の落ち込みの方が大きい感じ。

これを勉強に次回からは気をつけよう。