29 9月 2015

BOSSの名機 BOSS MT-2 Metal Zone !


ギターだけでなく、シンセトラックにも使われており、数々の名リフフレーズを残しております。
JUNO106とではこんな曲も


3バンドイコライザーによる歪みのコントロールが容易、ただ、原音のニュアンスを残すとか苦手。
あと最近のハイエンド系なエフェクターと比べると膜一枚張った感は否めない、ヌケの悪さも

そこで簡単なモディファイを行う。

今回は面倒な穴開け加工によるスイッチの増設などは行わないことに。
以下交換リスト
Cはコンデンサー
C35 : 抜き取る ジャンパーなどはしない
C34 .047uF  Panasonic ECQ-V
C25 :  抜き取る ジャンパーなどはしない
わりとクリアにこれでなる
C42 1uf Panasonic ECQ-V
D3 LED
D4 1n4002
ここは悩みどころですが、LEDによるチューブ系の歪み、非対称クリップという形に落ち着く
C36 0.1uf Panasonic ECQ-V
EQ の効きがよくなる。
他にはは 100uf 16Vの3つのコンデンサーを同容量のニチコン、ファインゴールドに交換。
ついでに C37も0.1uf Panasonic ECQ-Vに交換など同容量でECQ-Vなどの良いパーツに交換。
最後にLEDも紫に交換。
ちまたのボグナー風改造有名なものです。
結果はかなり良く鳴りました。
歪みはよりチューブアンプをフルに鳴らしたような倍音が加味され気になるヌケも改善されました。
お手軽な改造ですので試す価値ありです。

27 9月 2015

Pro Tools バージョン毎の音質比較 Ver.12

所属している日本ミキサー協会での

 Pro Tools  ver.10と11と12の3つのバージョン毎の音質比較会に参加。


当方のスタジオでは現在 HDXは 11.3.2。
そして コンポーズメインのネイティブ版は 12.2.2という環境です。
今回は全て HDXの環境で聞き比べられるという貴重な試聴会。
(システム作るの面倒なんですよ、同一システムで)

結果は全てのバージョンで音がそれぞれ違ってます。

PT10よく言えばアナログ的、都内のスタジオの多くで稼働しているバージョン。

(ちなみにこれが制作時のリファレンスです。)

PT11上も下もレンジが広がっている。その分10に比べてミッドローやローミッドが凹んで聞こえる。PT1211で行きすぎた音質の変化を 10に戻したイメージ。これが標準になってくるのかも。ざっくりというと以上な印象です。

これらはプラグイン等を使用しての聞き比べではないので、通常の作業時とはまた異なる可能性もあります。
結論としては今の現状では、制作時のバージョンで作業を完結するのがベストですね。
あとはジャンルでバージョンの使い分けもありですね、 11ではアコースティク系、12でポップス系とか

05 9月 2015

Avid Mbox Pro Mod 高音質改造 その3

いよいよ今回で完成予定の改造編。
今回はコンデンサーの交換。
数がかなりやばい数の交換作業となりました。
写真のように映って無いところも含め全部を交換してみました。
中には元も基盤のホールが小さいのでコンデンサーによっては足が太く入らないので
代替案を考えたり、無理矢理いれたり。

基本はニチコンの音響用シリーズを使い分けながら東信工業なども混ぜて固まり過ぎないようにバランス良く、交換。

オペアンプは揃えてしまったので方向がだいぶシフトしたのを戻す方向で。
ここまでの改造でかなり、元の MBOX PRO 3rdとは別次元にまで変わりましたよ。
一昔前の 96IOよりは良い感じかもしれません。
価格を考えるとかなり良いのではないですか!
実際に最後に元々の無改造状態とも聞き比べてみました。
ソフトシンセの再生、PCMシンセ音源の録音、参考音源の試聴という自分の限られた
用途の中では持ち運びも考えたら、使える機材になったと思います。
勿論、アナログシンセや生の楽器、本番でのトラックダウンなどでは今まで通り AVIDでは
HD/IOや 他にもLAVRYとか色々と別次元のものを使うので問題ないかな。