01 9月 2011

NEVE 8816







NEVE  8816、スタジオ開設時に導入したサミングミキサーです。
稼働率はあまり、ありませんが、ここぞと必要な時に大活躍してくれます。

16chのラインインミキサーです。
これって実は NEVEのラージコンソール 88RSと同じトランス設計だとか。伝説のあのトランス設計!
特筆すべきはマスターにインサートしたコンプなりEQをかなり自由にアサイン出来る点。
 Neve伝統のサミング&ディファレンスシグナル回路を用いているため,マスタリングで使用する、ステレオの広がり具合をWIDTHつまみで簡単にコントールできる点。これらは他のサミングミキサーに無い機能です。

これを通すと良い感じに音がにじみます。あと、腰が低いサウンドになり、ボトムが安定します。この辺りは NEVEぽい。

で今回のミックスではこいつが大活躍しました。

5月くらいから、少しずつ製作していた、ねぎやアキラさんの最終トラックダウン作業で使用。

素材は Pro Toolsに 88.2Kで録音。トラック数は全然、多くなく、これで充分OK。
ハイサンプルで録音したので、解像度は良いのですが、荒い部分が目立ったり、上手く滲まないなと思っていたので、当初はそれ系のプラグインで行う予定でしたが、どこかフェイクぽ
い。
で 8816通すと、悩み解消。 音にうるさい、ドラマーの島田和夫さんにも、納得していただけました。

で7曲全てに使用し、マスターは KORGの DSDレコーダーに録音し完成。

このミキサー ボリュームの精度がもう少し高ければ最高なんですが、癖の強さもある意味 NEVEなのかも。

完成記念写真


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