06 9月 2011
TD完了
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先日から録音していた mana-musicaのTDが完了。
今回は AVID HEATを全曲で使用してみました。
少し倍音や歪みのある明るさを足したかったんですよね。
設定はドライブ2トーン3で全曲設定。
この状態で各トラックの音決めを行いました。
アウトボードのレキシコンの 480をボーカルにほんと薄くかけてこちらでも曲の明るさを出しました。
これでかなり 今風なJ-POPな感じ。まあ VCCにするか悩んだけど、今回はTDMの DSPを多用したいトラックだったんで。
あとドラムのキックやスネアはドラムサンプル素材も元の演奏と同じタイミング、強弱で足して曲のローレンジも広げています。
今回ボーカルは曲と声とマイクの相性が良かったのでEQ等はほとんどしていません。
長丁場、お疲れ様でした。
02 9月 2011
配信用マスタリング
最近は配信用にマスタリングという依頼も増えてきました。
そんな時に利用しているのがSonnox Fraunhofer Pro-Codecです。
導入したのは、このプラグインが発売された7月からですが、ほぼ全てのセッションで使用しています。
AAC、MP3変換後の音を、リアルタイムに確かめれるという事は画期的に便利で助かります。今までは変換して比較しての繰り返しでしたから。
確認とエンコード以外の機能はこのソフトにはありません。
事前にEQなどの補正を他のプラグインで行います。
ですが、変換のアルゴリズムも最新の物らしく、音もいい気がします。
一度に複数フォーマットの変換が可能なのも便利。
MP3とAACのファイルを同時に作成しています。
MP3とAACのファイルを同時に作成しています。
音割れしない適正レベルもわかりやすいですし、原音、カットされる音、ノイズ/マスキング比を視覚的に確認できます。
01 9月 2011
NEVE 8816
NEVE 8816、スタジオ開設時に導入したサミングミキサーです。
稼働率はあまり、ありませんが、ここぞと必要な時に大活躍してくれます。
16chのラインインミキサーです。
これって実は NEVEのラージコンソール 88RSと同じトランス設計だとか。伝説のあのトランス設計!
特筆すべきはマスターにインサートしたコンプなりEQをかなり自由にアサイン出来る点。
Neve伝統のサミング&ディファレンスシグナル回路を用いているため,マスタリングで使用する、ステレオの広がり具合をWIDTHつまみで簡単にコントールできる点。これらは他のサミングミキサーに無い機能です。
これを通すと良い感じに音がにじみます。あと、腰が低いサウンドになり、ボトムが安定します。この辺りは NEVEぽい。
で今回のミックスではこいつが大活躍しました。
5月くらいから、少しずつ製作していた、ねぎやアキラさんの最終トラックダウン作業で使用。
素材は Pro Toolsに 88.2Kで録音。トラック数は全然、多くなく、これで充分OK。
ハイサンプルで録音したので、解像度は良いのですが、荒い部分が目立ったり、上手く滲まないなと思っていたので、当初はそれ系のプラグインで行う予定でしたが、どこかフェイクぽ
い。
で 8816通すと、悩み解消。 音にうるさい、ドラマーの島田和夫さんにも、納得していただけました。
で7曲全てに使用し、マスターは KORGの DSDレコーダーに録音し完成。
このミキサー ボリュームの精度がもう少し高ければ最高なんですが、癖の強さもある意味 NEVEなのかも。
完成記念写真
30 8月 2011
BOSS GE-7改造
今日は BOSS GE-7を改造してみました。
このコンパクトエフェクター発売は 1981年で、未だ現在も発売中と息の長い商品。
中の基盤などはマイナーチェンジはしているようですが、流石に少し古い感じはします。
手持ちの中古で購入したものを、レコーディングで使えるくらい改良するのが狙いです。
少しノイジーなのをなんとかしたい。
そこで、コンデンサーやらオペアンプを交換。LEDも青にしました。
カップリングコンデンサーはサンヨーOSコンに、ノイズの元になるような部分は高級なパナソニックのメタライズドフィルムコンデンサーに定数そのまま交換。 EQ部分の受けのオペアンプICはハイグレードなものに。最低音は100Hzだと周波数的に高いので、80Hzになるように変更。
これらにより、かなり低ノイズになりました。
今後、録音現場で活躍してくれそうです。
VoxやFenderなどのトーンのつまみの少ないアンプだとかゆい所に手が届きかなり良いと思います。
完成し、聴くとホント良い、高性能なブースターみたいです。
29 8月 2011
mana-musica ボーカル REC
先日はmana-musicaのボーカル録音をしました。
マイクは先日、導入した BRAUNER VM-1です。さらにマイクスタンドやら制振ボードの効果もあり、かなり歌いやすく、今までの録音とは違うと好評でした。
録音された音も凄くハイファイな突き抜ける高音の伸びが気持ち良かったです。
ちなみにマイクプリは色々試した結果、 AVALONに決定。マイクプリでも随分、イメージは変わります。
準備が整えば、後は録音に集中し、細かくディレクションをしながら作り込んでいきます。
このあたりディレクションのノウハウは当スタジオ、かなりありますので、お任せください。
結果、楽曲はかなりの仕上がりに生まれ変わりました。
あとはトラックダウンのみです。
28 8月 2011
ギター聴き比べ
今日は、販売用のアコギの録音サンプル作成のお仕事。
各ギターの音色の違いが出るように、エフェクト類は一切無し。 EQもコンプもかけません。
1本目はテイラー
写真ではマイクは414ですが、ボディの鳴りがもっと欲しくなりましたので、実際はノイマンの U87 OLDに交換しています。
アタックのキラキラ感が素晴らしいです。これはこれで改めて良いギターだなと。
2本目は GIBSON J-50
ギブソンらしい、アタックの強い、減衰の早い音です。
カッティングやストロークでは最高ではないでしょうか?
各弦の分離も良いです。
3本目は GIBSON LG2
小ぶりなボディの分、各弦の分離は悪いですが、このやんちゃな音もなかなか魅力ですね。
癖は一番強いですね。ストロークでオケの中では目立ってくれそうです。
4本目は GIBSON J-45
定番の音色ですね。 J-50とも違い、こちらの方が弦の基音が飛び出してくるイメージ。
良く鳴るのですが、ボディの余韻よりも弦の音が抜けて来るイメージ。
うちのスタジオにある J-45とも違う音色ですね。
ボディの退色具合が渋い逸品。 確か67年製。
最後は マーチンの D-76
これは初めて見ました。
なんでもアメリカ建国記念に 76年に作られたレアな1本。
今回のギターの中で一番欲しいと思いました。
無難にそつなく色々な場面で活躍してくれそうなワークホース的な音。
特に弾き語りなどでのバランスの良さは素晴らしい感じでした。
1本ごとの違いが良くわかり、勉強になる楽しい録音でした。
この仕事は良いギターに出会ったら、その場で購入しそうで、やばいですね。
24 8月 2011
MINMI ニューアルバム発売
本日発売になりました。
うちのスタジオでは、ほぼ全曲のボーカル録音でご協力させていただきました。
すごく歌が心に響く良いカバーアルバムに仕上がっています。
選曲も「想い出がいっぱい」を始め、僕的にはかなりツボな名曲揃いです。
こんな時代にふさわしいアルバムではないでしょうか。
うちのスタジオのアナログ的な録音された音の太さに感動して、気に入っていただいていました。
NY録音されたオケとのマッチングも良かったです。
ちなみに全曲、 マイクは U-87 OLD, マイクプリは OLD NEVE1073,コンプは UREI 1176 (BLACK Rev.D)という組み合わせです。