28 8月 2011

ギター聴き比べ







今日は、販売用のアコギの録音サンプル作成のお仕事。
各ギターの音色の違いが出るように、エフェクト類は一切無し。 EQもコンプもかけません。

1本目はテイラー


写真ではマイクは414ですが、ボディの鳴りがもっと欲しくなりましたので、実際はノイマンの U87 OLDに交換しています。
アタックのキラキラ感が素晴らしいです。これはこれで改めて良いギターだなと。



2本目は GIBSON J-50

ギブソンらしい、アタックの強い、減衰の早い音です。
カッティングやストロークでは最高ではないでしょうか?
各弦の分離も良いです。


3本目は GIBSON LG2
小ぶりなボディの分、各弦の分離は悪いですが、このやんちゃな音もなかなか魅力ですね。
癖は一番強いですね。ストロークでオケの中では目立ってくれそうです。

4本目は GIBSON J-45

定番の音色ですね。 J-50とも違い、こちらの方が弦の基音が飛び出してくるイメージ。
良く鳴るのですが、ボディの余韻よりも弦の音が抜けて来るイメージ。
うちのスタジオにある J-45とも違う音色ですね。
ボディの退色具合が渋い逸品。 確か67年製。

最後は マーチンの D-76
これは初めて見ました。

なんでもアメリカ建国記念に 76年に作られたレアな1本。
今回のギターの中で一番欲しいと思いました。
無難にそつなく色々な場面で活躍してくれそうなワークホース的な音。
特に弾き語りなどでのバランスの良さは素晴らしい感じでした。

1本ごとの違いが良くわかり、勉強になる楽しい録音でした。
この仕事は良いギターに出会ったら、その場で購入しそうで、やばいですね。





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